BIOS画面をキャプチャできるPCとできないPCがあったので理由を調べたところ、BIOSの設定によるということがわかりました。
外部ディスプレイにBIOS画面を出力する設定にするとキャプチャできるようになります。
初期設定ではキャプチャできなかったThinkPad X240の場合の変更の手順を簡単に紹介します。
環境等
PCはThinkPad X240(Windows 10 Pro)、キャプチャボードはエルガトのHD60S。付属ケーブルのほかに、Mini DisplayPort-HDMI 変換アダプターを使用しています。
※ThinkPad X240はHDMI出力端子がないためです。
出力したThinkPad X240の画面はThinkPad X260でキャプチャしています。
BIOSをキャプチャするための設定変更の手順
BIOSに入る
ThinkPad X240の場合はメーカーロゴ表示時にEnterキー連打です。メーカーにより異なります。
Enter連打で下記の画面が表示されたらF1キーを押します。
これでBIOSに入れます。
BIOSで設定を変更する
[Config]-[Display]-[Boot Display Device]と進みます。
ThinkPad X240の場合、下記の4つから選択することができ、デフォルトでは「ThinPad LCD」が選択されていました。
- ThinPad LCD
- Analog (VGA)
- Digital on ThinkPad
- Display on Dock
筆者はMini DisplayPort-HDMI変換アダプタを使ってHD60Sと接続するので、「Digital on ThinkPad」を選択しました。
画面右の英語の説明文によると、「Digital on ThinkPad」が Mini DisplayPort のことなのだそうです。
設定を保存してBIOSを抜ける
変更を保存してBIOSを抜けます。ThinkPad X240の場合は[F10]キーを押し、確認画面でYesを選択します。
結果
この変更により、ThinkPad X240のBIOS画面をHD60Sでキャプチャできるようになりました。
本記事の画像も、キャプチャした動画から必要な部分を切り出して使用しています。
ただ、ThinkPad X240の場合、BIOS画面の前のメーカーロゴ画面はキャプチャできませんでした。
また、画面に何も映っていない時間もキャプチャできませんでした。
なお、Mini DisplayPortにキャプチャボードを接続している時のみ、キャプチャボード(キャプチャソフト)にBIOS画面が表示され、PCの画面には表示されなくなります。
Mini DisplayPort非接続時にはBIOS画面はPCの画面に表示されました。
参考資料
下記の資料にBIOSセットアップ画面の外部ディスプレイ表示について言及があったおかげでわかりました。
いつもの
毎度毎度すみませんが、本記事に記載の手順を実施する場合は自己責任でお願いします!
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